「ちらりずむ」


その言葉が浮かんだのは、2021年初夏
 
 
私は主に、女性を撮影しています。
 
通常のポートレートの他
ランジェリーフォトも広めていきたい中

「興味はあるけれど、そこまで勇気が出ない」

という多くのお声をいただく中で
 

「その前段階なものがあってもいいのかも」
 

そんな思いつきから生まれた撮影です。
 
 
早速モニター募集をしたら
予想を上回る人数のご応募が。


「この撮影なら勇気を出して飛び込めると思った」

「自分の中の「女性」を確認したい」

 

モニター撮影を重ねる中で
母・妻・仕事上の肩書や役割の中
見えなくなったりしていたもの・押し込めていたものを

また見つけ、大切に育み
花開かせるきっかけとなる撮影・セッションである、と
確信に変わってきました。

私は、もともと自身の顔・体型などに
コンプレックスが強かったのですが
ホルモンバランスの乱れによる心身の変化などで

「私は女性として欠陥がある」
「もう、女性として終わった」

そんな思い込みに苛まれ
さらに、仕事の目標を見失った時期も重なり

自分を見放したかのように
メイクも適当
服も適当体重が増え
ボディラインもたるみ、肌も髪もかさかさになっていた時 

目覚めさせてくれたのが撮影でした。
本当は綺麗になりたかった

女性として、今からでも
もっと「私」として輝きたい。
 
自分の中の押し隠していたものが
声を上げ始め
 
枯らしていた花が
また咲き始め
 
数ヶ月後には、不思議な流れから写真の世界へ。

フォトグラファーとして
撮ることを重ねてきただけでなく

撮られることを繰り返し、今の私がいます。
女性であることを、しばらく諦めていたとはいえ
 
今までの人生を振り返ると
小さな頃から、色艶ある話も事柄も
その人の持つ「色」「艶」を見つけるのも好きでした。

撮影中
お客様と自然と色艶ある話になったり
写る表情も、いつもと違った感じになることも多く


「弥生さんと話すと、何かが出るんでしょうか」


そう言われることも。

 
自分の本質的に備わっているものを
撮影やセッションの中でフルに生かすことで


「私は、まだ輝ける」
「自分は素晴らしい、愛おしい存在なんだ」


そう前を向き
女性としてのこれからをより美しく生きるきっかけを
手渡していけるのではないだろうか


そう思った私は、2023年3月開催の
合同写真展出展撮影に「ちらりずむ」を出展することを決心。

ありがたくも満員御礼となり

30〜60代 60名近くの女性を、一年近くかけて撮影
写真展でパネル展示をさせて頂きました。
ちらりずむご感想をいくつかご紹介します。

ゆっくり、じっくりと。

弥生さんとお話をしながら、少しずつ緊張が和らぎ。

心の真ん中を覆っていた殻が柔らかに解けていくのを感じ。

穏やかな空間の中で、弥生さんからの
温かで丁寧に向き合って下さる眼差しがたくさん伝わってきて。

だからこそ、色んな役割を横に置いた自分自身として
カメラを意識し過ぎずそこに居られたように感じています。

 

事前に打ち合わせの時間があったからこそ、自分自身が描く艶めきのイメージが
朧げながらもだんだんと見えてきて。

いつもとメイクの雰囲気を変えてみたいな、と思ったり。

撮影日当日を迎えるまでの時間からも少しずつ
いち女性としての自分と丁寧に向き合える瞬間を重ねることが出来ました。

 

撮影を終えれば、色んな役割を持った自分の日常に再び追われるのだけれど。

自分の中にちゃんと在ると気付けた、艷めく心の花が
「ちらり」と現れているお写真たちを見返すと

「大丈夫」って自分自身を信じる気持ちが蘇り。

まるでお守りのようだなと感じています。

 

私のように自分ではなかなか気付くことが出来ずにいる
心の奥に在る素敵な「ちらり」のカケラに出逢いたい方に…

より、自分自身を心から慈しみながら歩んでいくキッカケに繋がる
「ちらりずむ」の撮影を
是非たくさんの方に体感して頂けたら良いな、と感じる撮影でした。

まだ小さな子どもがいる私は、

日々、自分よりも子どもを優先することが多く、

髪も半乾きだったり、化粧水をつけずに眠る日もしばしば…

 

そんな私だから

この撮影の日に向けて準備をすすめていく段階から

ちらりずむによる変化が始まりました。

 

撮影に向けて

ロケーションに合う服はどんなものかな

自分の身体のどの部分なら女性性を表現できるかな

 

そんなふうに考える日々が

楽しくもあり、

でも久々すぎて少し不安もあり

不思議な感覚で当日を迎えました。

 

当日、弥生さんにお会いして撮影が始まってからも

緊張はとまりませんでしたが

そんな気持ちをオープンに伝えることもでき

次第に

地球のうえに、

自分という1人の女性が存在していることを

じっくり感じる時間になっていきました。

 

ホテルのラウンジに行くことよりも

海外旅行に行くことよりも

もしかしたら

すっごく贅沢な時間なのかもしれない…

って感じました。

 

外から撮られるわけですが、

自分自身、

自分の女性性を

内観している感覚がありました。

 

自分の心が

「おかえり」って言ってくれたような気がしました。

  

母親として

得体の知れないプレッシャーと

いつも闘ってるような人こそ

また1人の女性に戻る体験として

この撮影を使われるといいなって思います。

今回“ちらりずむ”をテーマに撮っていただいた写真。

出来上がった写真を見てみつけちゃったような、目をそらしたくなるようなでも
見たいようなこそばゆさを感じて


あー私、この子のことものすごく好きだったんだと思い出した。


うーん。自覚した?。


写真展に行きたいから、名古屋に行ってくる!と夫と息子に伝えると
一緒に行きたいと。見たいと。

ずっと隠してきたものを見せるようで恥ずかしかったけど(特に夫に)
飾られた写真を見た、夫は

いいじゃん!

とそれがものすごく当たり前のようでふつーに言っていて

なんかまたひとつ自分を覆っている膜がうすくなるのを感じた。

私が弥生さんの写真ちらりずむに惹かれたのは

今思うと心の奥にあるそんな部分に
興味はあるけど認めていない部分があることを
自覚したからかもしれません。

散々迷って申し込み
準備して試着したりしているうちに楽しくなってきました。

あれっ意外にいけるんじゃない♪と(笑)

メイクして、ヘアを整えてだんだん自信が湧いてきて

実際弥生さんに撮ってもらって素敵な言葉をたくさんもらってるうちに
初めてみる自分がでてきた気がします。

実際いただいた写真は
私こんな表情してるんだとか
体のあんまり好きじゃなかった部分もいいんじゃないって思えたり

自分を好きになるいいきっかけになりました。

本当にありがとうございました。

私にとって初めての写真展出展は、大変ご好評いただきました。
 
 
でも

それぞれの美しさで佇む女性たちのパネルの中

数日間身を置きながら、自身に問いかけました。
 
 
「ここから、どうしたい?」


その答えは

  
 
「自分が、より表現したい方へ、深めていきたい」

1年近くの間に、多様化した「ちらりずむ」

最初の、モニター撮影時の声
 
「ランジェリーフォトは勇気が出ない。
でも、「ちら」ならできるかもしれない」
「自分の中の女性を確認したい」

そこにもう一度フォーカスした上で
さらに、私の表現したい世界観を存分に出し
 
原点回帰させた上で
狭め「深化」させたい。

その思いが強くなりました。
自分自身の身体や顔・年齢に
コンプレックスを持っている方に
撮影でたくさんお会いしてきました。

でも

活かさないのが、本当にもったいないぐらい
それぞれが女性として
他と同じではない魅力がある。


撮影は
あたたかな客観視の上で

あなた自身の活かし方
愛し方を教えてくれる体験です。
通常の撮影でも
その体験はできるけれど


「ちらりずむ」は
そこをさらに深くすることができる。


色香も艶も
私にはない、と思い込んでいる女性は多いですが


そうではありません。


あなた自身が
そこに気づいていないか
しまい込んでいるだけで

いつからでも花開かせ、愛でることができるのです。
何気ない日常の中に佇む
「普段の私」や「仕事モードの私」の姿

その反対
裏側の「もうひとりの私」の姿
  
それは、まるでレコードのA面・B面のようで

ちらりずむはB面。


普段は隠れていたり、閉じ込めていて
人前でその曲は奏でられていなくても

実はB面は、名曲が多い。

そして、もしかすると
色・艶を含むベルベットボイスなB面こそが
真のあなたかもしれない。
こんな場所でこんな風に撮られたい
こんな服でこんな髪型・メイクをしてみたい

こんな私になってみたい・出会ってみたい
 
それを事前のZOOM打ち合わせで
おひとりおひとりお聴かせいただいています。


アイデアを出し合いながら
準備の時間から撮影当日まで
わくわくしながら迎えていくことは

あなたが
あなた自身を見つめ
艶やかに輝かせていき

ひとりの女性として
大事にしていくことにつながっていくのです。
この撮影は
あなたの肌を全て露わにするわけではない。

あくまでも「ちら」。
 
でも
露わになる気持ちで来てもらうと

きっと
あなたの内側から
出ていきたがっていた何かが
喜んで顔を出す。


私は全力で受け止め
シャッターを押します。


そして
願わずにはいられません。

光と影の中で
今までと違う魅力を放つあなたが
幸せな笑みを浮かべていることを。

ちらりずむ 2023「深化」 撮影詳細





主な撮影地
東京・神奈川(横浜・鎌倉他)・名古屋・京都
※その他地域ご希望の場合は、まずお問い合わせください。
(細かな撮影地・時期は、個別にZOOMにて打ち合わせていきます)
 
  

撮影料

34,500円(税込)

2024年募集から
39,500円に価格改定させて頂きます。

銀行振込以外に、PayPalもご利用可

※屋内での撮影
スタジオ・レンタルスペース・ホテル等代は実費


撮影は1時間(ご準備等も含め実質1時間半)
データお渡しは100枚前後


今回は、写真展展示撮影ではありません。
将来的に写真展開催時、パネル展示をさせていただきたいお写真がある場合は
別途ご相談いたします。